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キャンプに夏スキー、トレラン...スポットの宝庫 オクシズ井川湖周辺を満喫【しずおかアウトドアファン】

 静岡市北部の中山間地域「奥静岡(オクシズ)」の一角を占める同市葵区の井川地域。井川湖周辺は南アルプスの山々への登山の起点として知られているが、ほかにも廃線跡のウオーキング、トレイルランニング、夏スキー、キャンプなどアウトドア関連のスポットの宝庫だ。夏の1日、標高600メートルから1000メートル超の一帯に吹く涼しい風を感じながら、同エリアを周遊した。

草原や樹林帯など変化に富んだルートを楽しめる井川自然の家周辺のトレイルランニングコース=静岡市葵区
草原や樹林帯など変化に富んだルートを楽しめる井川自然の家周辺のトレイルランニングコース=静岡市葵区


 井川自然の家 トレラン初心者お薦め

 井川湖から見て南東の山中にあり、宿泊ができる静岡市の施設「南アルプスユネスコエコパーク井川自然の家」。この施設周辺の山中を巡るのが市消防局職員で、日本屈指のトレイルレース「トランスジャパンアルプスレース(TJAR)」4連覇の偉業を達成した望月将悟さん(45)監修のトレイルランニングコースだ。
 コースは、いずれも井川自然の家の広場が起点で初心者向けの4キロから走り応えのある30キロまで4種類ある。アップダウンの中に樹林帯や草原をはじめ、南アルプスを望める展望台などバラエティーに富んだポイントをちりばめた。
 望月さんは「トレラン初心者でどこを走ればよいか分からないという方も、まずはこのコースに来て経験を積んでもらえれば」と語る。
 同コースを利用する際は、井川自然の家の事務所に申し出る。ランニング中は自然保護や他のハイカーに注意する。

 湖畔エリア 廃線小路 ゆったり散策 photo01 井川本村地区と井川ダム方面などを結ぶ井川湖渡船の船着き場
 井川湖への玄関口となる大井川鉄道井川駅で列車を降り、井川ダムを横目に進むと湖畔の森の中に1本の古びた線路が見えてくる。同ダム建設時に使われていた鉄道跡を活用した遊歩道「廃線小路[こみち]」は写真映えするノスタルジックな雰囲気が漂い、年間を通じて観光客に人気だ。 photo01 かつて列車が走っていた線路上をウオーキングできる廃線小路=静岡市葵区
 「湖畔から眺める紅葉の美しさには毎回心を奪われます。井川は冬が長いので、春の新緑の美しさも格別です」。井川湖に近い集落へ移住し、地域おこし協力隊員として活動する金原みつみさん(42)は、小路の魅力をこう話す。小路の先には「夢の吊[つ]り橋」「井川大仏」といった見どころもあり、市役所井川支所などがある本村地区まで約5キロの道のりをゆったりとウオーキングできる。
 遊歩道の往復が疲れる場合は、本村と井川ダムの間を結ぶ無料の「井川湖渡船」が便利だ。本村の船着き場発着で、同湖に架かる井川大橋周辺を巡る遊覧船(要予約)に乗ることもできる。
 井川湖に沿って北上すれば「南アルプス井川オートキャンプ場」や日帰り入浴、宿泊ができる市営の「南アルプス赤石温泉白樺荘」がある。

 リバウェル井川スキー場 夏場も爽快 滑走楽しむ
 標高約1400メートルにあるリバウェル井川スキー場はスキーゲレンデのほか、広々とした牧草地やレストハウスもある。天候が良ければ敷地から南アルプスや富士山の悠大な眺望が来場者を出迎える。 photo01 特殊なマットを敷き詰めた夏スキー用のゲレンデを滑る来場者=静岡市葵区のリバウェル井川スキー場
 雪のない夏場でもスキーを楽しんでもらおうと、ゲレンデの一部には長さ約200メートル、幅約16メートルにわたって特殊なマットが敷き詰めてある。通常のスキー板や夏スキー専用板で滑走が可能だ。夏季営業期間(10月29日まで)の土、日曜と祝日には県西部や愛知県東部、神奈川県などからもスキーヤーが訪れるという。
 スキー場から北へ足を延ばせば、キャンプのできる県民の森、静岡、山梨両県の県境で、登山者に人気の山伏(標高2014メートル)などにアクセスできる。

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