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「浜名湖うなぎ」アピール さいたまのまつり出展 長巻きずし復活

 浜松市の浜名商工会、浜名湖養魚漁業協同組合、西区役所が27日、さいたま市役所で開かれた「第20回浦和うなぎまつり」に出展参加した。両市共通の名産品であるウナギを縁に、2009年度から続いている都市間交流の一環。新型コロナ禍前の規模に戻ったことを受けて4年ぶりに長巻きずしづくり体験が“復活”し、実演販売なども繰り広げて「浜名湖うなぎ」のブランドをアピールした。

浜名湖うなぎを使った長巻きずしづくりに挑戦する来場者=27日午前、さいたま市
浜名湖うなぎを使った長巻きずしづくりに挑戦する来場者=27日午前、さいたま市

 全長10メートルの長巻きずしづくりには、地元の親子連れら20人が挑戦した。同商工会女性部のメンバーと協力し、ウナギとたれが混ぜ込まれた酢飯を丁寧にのりで巻き上げた。できあがると早速その場で味を楽しみ、見物客にも振る舞った。
 実演販売のブースでは同漁協の組合員がウナギのねぎま串や肝串を焼き上げ、香ばしいにおいに誘われるように長い列ができた。浜松の観光情報を発信するコーナーには、大河ドラマ館や舘山寺温泉を紹介するパンフレットを並べた。
 両市の交流は、浜松市が「養殖発祥の地」、さいたま市浦和地区が「かば焼き発祥の地」というのにちなむ。11月5日に浜名湖ガーデンパークで行われる「第21回浜名湖うなぎまつり」には、さいたまの関係者が訪れる予定。浜名商工会の吉田清和会長は「互いの地域がPRし合い、ウナギの食文化に多くの人が親しんでくれれば」と話した。

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