あなたの静岡新聞
▶ 新聞購読者向けサービス「静岡新聞DIGITAL」のご案内
あなたの静岡新聞とは?
有料プラン

富士急の複合ビル完成 夏には全フロアで営業へ 沼津駅南、鉄道高架化見据えた事業加速

 JR沼津駅南口(沼津市大手町)に建設していた富士急行の複合ビルが18日までに完成し、進出した計4店舗が営業を始めた。今後は2店舗が新たに入居し、夏ごろには全フロア(全6店舗)が埋まって本格営業となる見通し。駅周辺で進む民間による再開発計画の一つが具体化。駅南では複数の再開発計画もあり、鉄道高架化を見据えた事業が加速する。

計4店舗で開業した富士急行の商業施設。夏には全フロアで営業が始まる=18日午前、沼津市大手町
計4店舗で開業した富士急行の商業施設。夏には全フロアで営業が始まる=18日午前、沼津市大手町

 1967(昭和42)年に開業し、建物の老朽化などで2019年に営業終了・解体した旧富士急百貨店沼津店の跡地に新設した。2階建てビルを商業施設として3棟設け、市内に出店した保険代理店や、地元の美容室とエステ、旅行代理店が営業を始めた。富士山の湧水にちなみ、施設名は「Plaza Fontana(イタリア語で泉、噴水の意味)―Numazu Station―」とした。施設は駅南口からすぐの所。
 富士急行事業推進課の内藤大介課長は鉄道高架化に伴う周辺再開発に触れ、「沼津は県東部の拠点で、百貨店があった昔から縁の深い地域。沼津駅前エリアの発展に貢献したい」と話した。
 駅南では、アーケード名店街(同市町方町)と、大手町、仲見世両商店街に挟まれたエリアで再開発計画が進み、市は本年度から民間による駅周辺の再開発を後押しする施策を導入した。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ