ジャバラ100%果汁やパウダー開発 生産拡大へ魅力PR 島田
かんきつ類のジャバラの生産に取り組む島田市の合同会社「大井川地域再生」はこのほど、ジャバラを使った新商品として100%ストレート果汁と果皮を微粉末にしたパウダーを開発した。昨年から販売するマーマレードと合わせてジャバラの魅力をPRし、大井川流域での生産拡大を目指す。
花粉症などアレルギーの抑制効果があるとされるナリルチンの含有量が多いジャバラに着目し、耕作放棄地を活用して2017年に苗木の植え付けを開始した。現在10件の農家が栽培し、徐々に収穫量を増やしている。酸味が特徴の果汁は炭酸水で割ったりドレッシングに活用したりできるほか、有効成分が濃縮されているというパウダーはさまざまな料理に活用可能という。
代表社員の紅林貢さんは「さまざまな業種の方にジャバラを知ってもらい、今後は菓子やパンなど商品の幅を広げていきたい」と意気込んだ。
KADODE OOIGAWAと市観光案内所おおいなび、蓬莱橋897・4(やくなし)茶屋で販売中。1200~1500円。問い合わせは大井川地域再生<電090(1864)9413>へ。