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楽しい食事、エプロンから 食べこぼし防止で負担軽減 島田「オビヤコ」が施設に寄贈

 乳幼児や介護を受ける高齢者らが使いやすい食事用エプロンを製造・販売する島田市の「obiyaco(オビヤコ)」(小沢順社長)が13日、市内の高齢者施設と障害者支援施設、5カ所の子ども食堂に商品を寄贈した。

食事用エプロンを寄贈した小沢社長(左)=島田市役所
食事用エプロンを寄贈した小沢社長(左)=島田市役所

 小沢社長は母親の介護をきっかけに利便性とデザイン性を兼ね備えた食事用エプロンの開発に着手した。商品は傘などに使われる撥水(はっすい)性の高い素材を使用し、裾部分の粘着シートをテーブルに固定することで食べこぼしを受け止めることができる。襟元が大きく開き、簡単にかぶることができるデザインもポイントという。
 2021年に子ども用を製品化したところ出産祝いなどで人気を集め、大人用の製造・販売開始に合わせて寄付を決めた。市役所で開かれた寄贈式で子ども用25枚、大人用22枚を各施設の代表者に手渡し、市立養護老人ホーム「ぎんもくせい」の片山喜之施設長は「機能的で使いやすく、利用者の自尊心を保つことにもつながる」と喜んだ。
 小沢社長は「少しでも育児や介護の負担を軽減し、楽しい食事につながればうれしい。感想を聞かせてもらって今後の商品にも生かしたい」と話した。

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