茶況(1月10日)茶業の繁栄を祈願 大井神社で初揉式 島田の保存会
島田市茶手揉(もみ)保存会(田村保晃会長)はこのほど、新年の初揉式と献茶式を同市の大井神社で行った。会員35人が伝統の技法で仕上げた茶をささげ、1年の茶業の繁栄を願った。
島田、金谷、川根の支部ごとにほいろを並べ、手もみを実演した。青透流や川根揉切(もみきり)流など熟練の技を披露し、約2時間かけて各産地の昨年の一番茶を仕上げた。
参拝者らには会員が用意した手もみ茶を入れてふるまった。川根支部の萩下利雄支部長(39)は「技術をしっかり受け継ぎ、茶業界のより明るい1年を目指したい」と話した。