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町の部 清水町が王座奪還 大会記録更新【市町対抗駅伝】

 第23回静岡県市町対抗駅伝は清水町が2時間14分25秒で町の部大会記録を更新し、2年ぶりに王座を奪還した。

王座奪還に笑顔を見せる清水町チーム
王座奪還に笑顔を見せる清水町チーム

 1区世古凪沙選手(日大三島高1)は大会や記録会が続いたが、疲れを見せない走りで、町の部トップの好スタートを切った。2区原蒼志選手(清水小5)と3区岩崎愛奈選手(清水西小5)はそれぞれサッカーとミニバスケットボールの練習の合間に駅伝の練習に参加。努力家の4区秋山汐月選手(清水中2)、最近力をつけている5区秋山流星選手(相洋高1)のきょうだいも着実にたすきをつないだ。
 チームが勢いに乗ったのは中盤。6区大森郁夫選手(おおしろ整形)、7区柏木琉偉選手(清水中3)、8区古川真子選手(清水南中2)が3人連続で区間賞の力走を披露した。流れに乗って9区杉浦隆之介選手(清水南小5)も独自に設定していたタイム以上の走りを見せた。
 「ここで一気にひっくり返す作戦だった」(朝倉和也監督)という10区では、斎藤みう選手(日体大2)が期待に応える区間賞の走りでトップに躍進。11区関律哉選手(韮山高1)は激しい優勝争いの重圧を耐え抜き、12区岩崎陽生選手(拓殖大1)も冷静な走りで順位を守った。
 昨年は吉田町に王座を譲った。「本当に苦しい1年だった」と朝倉監督は振り返る。地元の声援を励みに、ベストメンバーで臨んだこの日。大会新記録で雪辱を果たした。「選手には『100の力を出して』と声を掛けていたが、100点以上だった。リズムに乗って期待以上の走りを見せてくれた」。朝倉監督は選手の活躍に目を細めた。

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