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深海魚、ソーセージで親しみを 元地域おこし協力隊・青山さん(沼津)開発

 沼津市の元地域おこし協力隊青山沙織さん(40)がこのほど、深海魚を原料に使用したソーセージを開発した。同市戸田地区を“深海魚の聖地”として魅力発信に取り組む青山さん。「深海魚を調理するのはハードルが高いが、ソーセージなら誰でも簡単に食べられる。気軽に深海魚に親しんでもらいたい」と思いを話す。

青山さん(左)が開発した「しんかいソーセージ」=沼津市
青山さん(左)が開発した「しんかいソーセージ」=沼津市


 商品名は「しんかいソーセージ」。豚肉をベースに、戸田の底引き網漁で水揚げされたメヒカリやムツといった深海魚、本エビやオオコシオリエビなどの深海エビを混ぜ込んだ。原料となる魚介類は調理する時期によって変わるという。10月下旬に愛知県で開かれた「がまごおり深海魚まつり」で初めて販売し、約130本が完売するなど好評を博した。
 開発には沼津を盛り上げようと同市の三津郵便局長山下清文さん(49)ら地元の有志が協力した。山下さんは「魚の生臭さが出ないよう、配分の調整に苦労した。ビールに合うしっかりとした味付けに仕上がった」と自信を見せる。
 冷凍の真空パックで販売し、5本セットで税込み1080円。青山さんの「深海魚直送便」のホームページや三の浦総合案内所などで取り扱う。

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