巡視船「いず」給水ありがとう 横浜海保、任務終え清水出港
台風15号の影響で大規模な断水が発生した静岡市清水区で給水支援を行っていた横浜海上保安部の巡視船いずが30日午前、4日間の任務を終え清水港を出港した。
いずは「災害対応型」として建造され、最大500トンの水を積載可能な大型巡視船。26日午後4時から清水港日の出埠頭(ふとう)で給水を開始し、29日までの間に1752件、計143トンの生活用水を市民に配布した。
任務を終えた山崎正幸船長(59)は「市民の皆さんが整然と並んでくれたため、トラブルなく任務を遂行できた」と話した。
巴川河口左岸岸壁では、清水海上保安部の巡視船おきつが給水支援を継続する。