あなたの静岡新聞
▶ 新聞購読者向けサービス「静岡新聞DIGITAL」のご案内
あなたの静岡新聞とは?
有料プラン

「奏区」「緑区」など上位 浜松市行政区再編、区名案の公募結果

 浜松市は5日、行政区再編を協議する市議会特別委員会で、新区名案の市民公募結果を報告した。応募数が多く、事前に設けた条件を満たす案として、仮称A区(中、東、南、西区と北区の一部)については「奏(かなで)区」「灘区」「曳馬野区」「渚区」「青区」、同B区(浜北区と北区の大部分)は「緑区」「みどり区」「万葉区」「橘区」「青葉区」の各5案を説明した。

浜松市役所
浜松市役所

 市は各5案に特別委の意見を踏まえて追加や入れ替えをし、行政区画等審議会で絞り込む方針を伝えた。だが、市民の応募が多かった案が多数除外されていることから、特別委の委員から「市民の意思が尊重されているのか」と疑問が相次いだ。
 同市は現行の7行政区を2024年1月1日を目標に3区に再編する。区名公募は、区域を変更しない天竜区以外の仮称A、Bの2区が対象で、今年7月26日から1カ月間にわたって行った。A区に1万1838件、B区に1万1691件が寄せられた。重複を除くとA区2315案、B区2400案だった。
 応募数の多かった上位3案はA区が中央区(1206件)、遠州区(1105件)、家康区(494件)。B区は浜名区(1258件)、緑区(911件)、北浜区(661件)。市は「特定地区を想起させない」「区域外を想起させない」「固有名詞を使わない」など6条件を設け、いずれかに抵触する案は除外した。A区については応募数の上位18位までが外れた。
 区名は今後検討を重ねた上で、同審議会で候補数点に絞り、市民対象のアンケートを行って最終案を決める。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ