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3年ぶり“参勤交代” いわた大祭り、江戸期の活気再現

 江戸時代の宿場町のにぎわいを再現する「第20回いわた大祭り 遠州大名行列・舞車」(同実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が28日、磐田市見付の磐田城山球場で開かれた。参勤交代の様子を演出する大名行列が繰り広げられ、市民らが地元の歴史や文化を堪能した。

江戸時代の参勤交代の様子を再現した大名行列=磐田市見付の磐田城山球場
江戸時代の参勤交代の様子を再現した大名行列=磐田市見付の磐田城山球場

 地元中学生や住民有志ら約60人による遠州大名行列は、草地博昭市長が藩侯役、ラグビーリーグワン1部・静岡ブルーレヴズの選手7人がかごかき役で加わり、和太鼓の音に合わせて球場内を練り歩いた。
 生き別れた男女が見付宿で再会する謡曲をモチーフにした舞を披露する「舞車引き合わせ」、子どもらによるサンバやサルサなどのダンスパフォーマンスも会場を盛り上げた。
 フィナーレでは、3年ぶりの開催実現を感謝する手筒花火とスターマインの競演が行われた。
 祭りは通常、見付宿場通りで開催しているが、見物客の密回避のため、同球場に会場を移した。球場は未完成に終わった徳川家康の居城跡地に立ち、23年大河ドラマ「どうする家康」の放送に向けて「幻の城」をPRする狙いもある。

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