「だいぶ減ってしまっていると感じる」テングサ作柄、下田沖で調査=静岡県水産・海洋技術研究所

静岡県水産・海洋技術研究所伊豆分場は、3月からテングサ作柄調査を始めています。

静岡県内では伊豆半島の沿岸だけで生産されるテングサですが、2023年は千葉県、愛媛県に次ぐ全国3位の46トンを記録しました。

3月7日の作柄調査では、静岡県水産・海洋技術研究所の職員が調査船に乗り、静岡県下田市白浜沖で潜水し、生育状況を確認しました。

1平方メートルの範囲で900グラムを収獲し、平均の長さは13センチでした。2023年は2350グラム、2024年は1340グラムを収穫していて減少傾向です。

<静岡県県水産・海洋技術研究所 角田充弘研究員>
「だいぶ減ってしまっているなというのは感じます。考えられる原因は、黒潮の蛇行の長期化による水温の上昇であったり、それに伴う栄養の不足あたりが考えられます」

この作柄調査は4月まで、伊豆地域の約30か所で続き、6月までに結果が公表されます。

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