2月22日はニャンニャンニャンで猫の日です。静岡県富士市の飲食店では、地域の寺に伝わる猫の民話にちなんで店独自のオリジナル「猫まんま」を研究し、町を盛り上げています。
<LIVEしずおか 杉本真子キャスター>
「富士市にやってきました。いま、この町でネコがひそかな話題になっているというんです」
まず私が訪ねたのは、富士市平垣本町の「金正寺」というお寺です。
<杉本キャスター>
「こんにちは。さっそくネコの像がありますよ。住職こちらは?」
<金正寺 柿本丈展住職>
「富士市に金正寺のネコという民話がございまして、金正寺で飼われていたミケネコがてぬぐいをかぶって夜な夜な踊っていたというお話しがございます」
ミケネコが「ネコの日」を盛り上げます。
<金正寺 柿本住職>
「金正寺のネコで町おこしをする企画でして飲食店がさまざまなおいしい猫まんまを作っていますので」
市内9軒の飲食店が参加するイベントは金正寺のネコ「きんちゃむ」が、飲食店と猫まんまの研究発表をしているという設定です。かつお節やみそ汁をごはんにかけて食べる猫まんまですが、ごちそう猫まんまは進化しています。
<杉本キャスター>
「レストラン名花堂。ただ見て下さい。こっちですよ。名花堂あらため、みゃーかどーと、お店の名前が猫の鳴き声にちなんでいるんです」
富士本町商店街にあるレストラン名花堂です。こちらの「ごちそう猫まんま」は…
<名花堂 野口幸次さん>
「お待たせしました。みゃーかどーのごちそう猫まんまです」
<杉本キャスター>
「これが猫まんまですか。中は何が入っているんですか?」
<名花堂 野口さん>
「オリジナルのステーキソースのピラフと田子の浦産のシラスと鰹節にちょっとチーズをかけて、和洋風な感じの猫まんまにしています」
<杉本キャスター>
「いただきます。う~ん、香りがすごくいいです。最初に鰹節の香りが来て、チーズが追いかけてきて、最後にピラフの洋風な味が残りますね」
<名花堂 野口さん>
「猫まんまというと昔の人は混ぜるだけのイメージがありますけど、それを今風にアレンジしてごちそう的に食べる猫まんまにしています。金時さんがかわいい猫まんまをやっていますので、ぜひ行ってみて下さい」
次に訪ねたのは、市民の味「かつ皿」で知られる金時、あらため金時(にゃんとき)です。
<金時 時田大嗣さん>
「お待たせしました。金時のごちそう猫まんまです」
<杉本キャスター>
「うわ~。ごはんがネコの形になっていますよ」
見た目だけではなく食材もこだわります。
<金時 時田さん>
「金時と言えば、かつ皿のタレをベースに。揚げたシラスと揚げたサクラエビをのせて、ネギとイワシ節でちょっと猫まんま感を出して」
<杉本キャスター>
「いただきます。甘味のあるダシがくせになりますね。さらにシラスとサクラエビを揚げているので、サクサクッと食感も楽しいです」
そばつゆベースのふわとろのたまごタレをかけて、ネコの目やひげは海苔で表現しているんですよ。
<金時 時田さん>
「お店の特色が出た猫まんまを提供していますので、みなさん回って楽しんでもらいたいなと思っています」
令和版・猫まんまを探しながら、富士の町を散策してみてはいかがでしょうか。
富士市周辺の9店舗の飲食店で開かれている「ごちそう猫まんま」研究発表会は、2月28日までです。インスタグラムにも各店舗の詳細がのっていますので、参考にして見てください。2月22日のネコの日に食べにいきたいですね。