生成AIがオススメ観光スポット紹介『生成AI観光ナビ』静岡空港で実証実験始まる 訪日客の循環に期待

静岡空港で生成AIを活用した観光案内の実証実験が始まりました。インバウンド観光客に向けたサービスで、静岡県のポテンシャルをさらに引き出したい考えです。

<担当者>
「ここで買い物がしたいとか、お腹がすいたよとか、コーヒーが飲みたいとかそういった会話をすると、それに基づいてお勧めのスポットを3つご紹介すると」

利用者の好みに応じて静岡県内の観光地を紹介する「生成AI観光ナビ」です。静鉄グループなど3社が協同で開発したアプリで、先週から実証実験が始まりました。静岡空港からレンタカーを利用する海外の観光客をターゲットにしたサービスです。

「近くにあるおいしい店は?」「何か体験したい」などとAI観光ナビに話しかけると、カーナビ機能で案内しながら店舗や施設を紹介する仕組みです。AI観光ナビの日本語版を記者が体験しました。

<島田支局 河田太一平記者>
「富士山が見えるところに行きたい」
<AI>
「薩埵峠展望台、富士山や駿河湾を一望できる絶景スポットです」

生成AI観光ナビは事前に好みの傾向を設定すると利用者の要望に合わせ、静鉄グループが選定した地点の中から3つ候補地を提案します。

<河田記者>
「それに加えて途中で寄りたい場所も追加できます」

中部エリアを中心に三保の松原や日本平などの人気観光地の他、地域のカフェやアクティビティなど県内約150か所の観光スポットが選ばれています。インバウンド需要が高まる中、訪日外国人のレンタカーの利用も近年増加傾向にあります。

大型バスでは立ち寄らなかったような静岡県内の施設や店舗にもインバウンド客が流れていく循環を期待しています。

<静岡鉄道國松真哉 広報特命課長>
「やはり静岡の観光はまだまだポテンシャルを秘めていると感じている部分がありますので、より多くの静岡の魅力的なところに立ち寄っていただきたい」

2月27日まで続くサービスは30組の訪日外国人に体験してもらう予定で、集まったデータを元に改善を図り、観光の活性化を目指します。

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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