雨が少ない影響で天竜川水系の水が減少していることを受けて、静岡県などは6日から、天竜川水系の浜松市などで取水制限を強化することを発表しました。浜松市などは市民に対して給水制限は行わないが、節水に協力してほしいと呼びかけています。
県や浜松市などによりますと、2024年11月下旬以降、雨が少なく佐久間ダムの水量が減少していることなどを受け、2月6日の午前9時から上水道の取水制限を10%に強化することを決定しました。
天竜川水系では1月21日付で5%の取水制限がかかっていましたが、その後も雨が少なく、今後の予報でもまとまった雨が期待しにくいことなどから、取水制限の強化に踏み切ったと浜松市などは説明しています。
浜松市上下水道部は地下水のくみ上げ量を増やすなどの対応によって、給水制限は行わないとしていますが、安定的な水の供給を継続していくため、市民に対して
▼こまめに水道の蛇口を閉める
▼おふろの残り湯を有効活用する
▼シャワーの使用時間を普段より1分短縮する
などの節水に協力してほしいと呼びかけています。
■天竜川水系の取水制限
上水道は5%から10%へ、
工業用水と農業用水はともに10%から20%へ制限強化
■対象市町の範囲
上水道 4市1町(浜松市、磐田市、袋井市、湖西市、森町)
工業用水 3市(浜松市、磐田市、袋井市)
農業用水 3市1町(浜松市、磐田市、袋井市、森町)

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