気象庁によりますと、この冬一番の強い寒気の影響で2月6日にかけて、北日本から西日本では、日本がい側を中心に、大雪や暴風雪、高波に警戒が必要だということです。その後も数日にわたって、日本付近は強い冬型の気圧配置が続き、上空には断続的に強い寒気が流れ込んで大雪となるおそれがあるということです。【降雪シュミレーション】
今回の「最強寒波」到来のワケを田中健太郎気象予報士に聞きました。
<LIVEしずおか 井手春希キャスター>
最強寒波が襲来していますが、日本海側の大雪それから全国的な寒さは今後どうなっていくでしょうか。
<田中健太郎気象予報士>
2月4日は日本海に筋状の雲がびっしりと広がっています。そして、北海道から西日本の日本海側の地域は雪雲がべったりと広がっています。

これは中国大陸から日本列島に向かって強く、風が吹きつけてきているためです。風は日本海でたっぷりと水蒸気を補給して雪雲を発生させています。静岡県は北に南アルプスなどの高い山々がそびえ立っていますので、雪雲はブロックされて晴れているところがほとんどです。
雪の予想降雪量です。2月5日の夕方にかけて、北陸などを中心に大雪となるでしょう。東海地方ですと岐阜県の山地で多い所で80センチ、大雪となる見込みです。その雪雲の一部が静岡県内の山地にも2月5日、流れ込んできそうです。

雪の予想です。ピンクで表示している大雪のエリアが岐阜や北陸に広がります。2月5日の朝にかけて同じような場所で雪が続くでしょう。そして山地にも2月5日、静岡市の山間部・井川など雪雲が流れ込んでくる可能性がありますので、静岡県内でも注意が必要です。そして晴れますが、平野部で厳しい寒さが続きます。
2月5日以降は最高気温が10℃、以下、最低気温も0℃前後と長く続く厳しい寒さに注意が必要です。