「少しでも恩返しができれば」かつて入院した病院でバイオリン演奏 高校生が感謝の気持ち音色で伝える=静岡市

静岡市の病院で、高校生が医師や看護師に向けてバイオリンの演奏を披露しました。自身も入院していた経験があり、病院への恩返しとして企画したクリスマスコンサートです。

病院内のプレイルームに響くバイオリンの演奏。クリスマスコンサートを企画したのは高校生の加藤瑛さんです。加藤さんは小学5年生の時に静岡済生会総合病院に約1年間入院し、現在も通院しています。

<静岡雙葉高校2年 加藤瑛さん(17)>
「大変お世話になったので、少しでも恩返しができればと思い、私が何ができるかなと考えた時に、バイオリン演奏がいいと思いまして企画させていただきました」

小学1年生からバイオリンを習い始めた加藤さん。入院中も練習を続けてきました。

<静岡雙葉高校2年 加藤瑛さん(17)>
「気がめいってしまうこともあったんですけど、私にはバイオリンという一緒に闘ってくれるような仲間がいたので。弾くことで気持ちがすっきりしたり、気が紛れたりするので」

コンサートに向け友人とクリスマスソングの練習を重ねてきました。本番の12月24日、友人が体調不良のため1人にはなりましたが、演奏でクリスマスムードを演出しました。

<静岡済生会総合病院 小児科医師(男性)>
「素晴らしかったですね。感心して見ていました」

<静岡済生会総合病院 小児科医師(女性)>
「きょう初めて聞いて感動しました」

<静岡雙葉高校2年 加藤瑛さん(17)>
「お世話になった看護師、主治医、栄養士も来てくださって、感謝を伝えたい方に伝えられた演奏かなと思っています」

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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