「貴重品ではなく庶民的な価格になるかも」国内の『クロマグロ漁獲枠』2025年から拡大へ 資源回復への期待も

水揚げ量が日本一で静岡県民が大好きなマグロ。3年ぶりにクロマグロの漁獲枠が拡大します。流通する量や価格はどうなるのか。より身近な存在になるのではないかと期待されています。

<大阪からの客>
「清水といったらまぐろという感じだからとにかくマグロは食べて帰りたかった」<大阪からの客>
「すごくおいしいです。大阪では食べられないので」

日本人が大好きなマグロ。静岡市清水区の河岸の市です。市場の中の鮮魚店には、12月6日に入ったばかりのクロマグロがありました。2025年1月からの漁獲枠拡大を歓迎しています。

<魚久 天野久男社長>
「僕を含めて魚屋さんみんなよかったねと話をしました」

天然のクロマグロは乱獲などで資源量が減少。2015年から漁獲量が制限されていました。

しかし、国際的な会議で日本が漁獲できるクロマグロは2025年1月から大型がこれまでの1.5倍、小型が1.1倍に増えることになりました。

<魚久 天野久男社長>
「本マグロの量が増えてくるから、今までみたいに貴重品ではなく、庶民的な価格になるかもしれない」

資源の回復も期待されています。

<マルイチ 松江明店主>
「小さい魚獲るのをやめて大きい魚をとることなのでとても良いことだと思います」

<丸森 中野遼平店長>
「溢れるマグロ定食・舟です」

清水の名物、メバチマグロをふんだんに盛った定食です。この店ではクロマグロのメニューを提供出来ていたのは週に数回程度でした。

<丸森 中野遼平店長>
「魚の数が増えてくればいいマグロがでてくるので、一般の人にもお求めやすい価格で提供できればいいなと思います」

仲卸も営む中野店長は価格に変化があるのはまだ先だと見込んでいます。

<丸森 中野遼平店長>
「マグロを一般の方が多く出回って買えるのはGW頃からだと思っています」

「海のダイヤ」と呼ばれるクロマグロの漁獲量拡大は清水のまちの活性化にもつながります。

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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