「誇りをもって柿を栽培。それが伝われば」皇室献上の『次郎柿』梱包作業 生産現場は厳しい暑さに苦労も=静岡・森町

皇室に献上される次郎柿の梱包作業が11月7日、静岡県森町で行われました。猛暑などの影響で厳しいシーズンだったといいますが、恒例の梱包作業を迎えることができました。

11月7日に森町で行われたのは、皇室に献上される「次郎柿」の梱包作業です。次郎柿は江戸末期に柿の幼木が発見された森町由来の柿で、甘みがあり四角い形が特徴です。

町内13の農家が選定した約650個の中から形が整った濃いオレンジ色をした上質な次郎柿160個を箱詰めしました。

<森町総務課 小池慎哉課長補佐>
「献上柿は今年で111回目を迎えました。農家さんも次郎柿の献上ということで、誇りをもって柿を栽培している。それが伝わればいいかなと思う」

町内で次郎柿を栽培している太田園です。2024年は85キロ、約250個を納品しましたが厳しいシーズンだったと振り返ります。猛暑の影響で葉が日焼けし、早く落ちてしまうなどの影響があったとは言いますが、肥料のまき方などを工夫し、収穫量は例年通りということです。

<太田園 太田知宏さん>
「(これから)柿にどんどん甘さが入っていく。前来た時より甘いと感じれると思う」
Q. 多くの人に手を取ってほしい?
「もちろんです!数はありますので」

異常な暑さに見舞われた生産現場ですが、気温が下がり、これからさらに甘みが増す「次郎柿」。梱包された次郎柿は11月8日に宮内庁に届けられるということです。

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