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【速報・全国高校サッカー選手権静岡県大会】飛龍が藤枝東を撃破して9年ぶり4強。静岡学園、藤枝明誠も

第103回全国高校サッカー選手権静岡県大会は11月4日、裾野市運動公園陸上競技場で、準々決勝残り3試合を行い、静岡学園、飛龍、藤枝明誠が準決勝進出を決めた。

準決勝2試合「静岡学園ー飛龍」「浜松開誠館ー藤枝明誠」は9日、エコパスタジアムで行われる。

11月2日に実施された浜松開成館ー東海大翔洋はこちら>>>浜松開誠館が東海大翔洋に逆転勝ちで4強入り

静岡学園 3(1−0、2−0)0 清水桜が丘


伝統校対決は静岡学園に軍配が上がった。テクニシャン集団は序盤からボールを支配し、前半32分、左サイドを突破したDF土田拓(大宮アルディージャU‐15出身)の折り返しをMF篠塚怜音(ジェフユナイテッド市原・千葉出身)が蹴り込んで先制した。後半はサイド攻撃がさらに活性化。5分に再び篠塚が鮮やかなミドルシュート決めて加点すると、27分には途中出場の佐々木雄基(川崎フロンターレU-15 出身)がダメ押し点を挙げた。

清水桜が丘は後半、MF瀧怜真(清水エスパルスJY出身)のシュートがポストを直撃するなど好機を生かせなかった。

飛龍 3(1−2、2−1、0−0、0−0)3 藤枝東
    (PK7−6)


2点のビハインドをはね返した飛龍がプリンスリーグの藤枝東を退け、9年ぶりの4強入りを決めた。飛龍は前半開始早々、得意のロングスローからDF秋山稜瑛(セパラーダ出身)が押し込んで先手を取ったが、その後、後半21分までに3失点。しかし、29分、エース丹羽咲人(フェルボール愛知出身)が豪快なミドルを決めて1点差に迫ると、さらに33分、再び丹羽がゴール前で巧みに相手をかわして同点弾をたたきこんだ。

藤枝東は1点を追う前半12分にエース湯山大輔(清水エスパルスJY出身)のヘッドで追いつき、前半20分にMF柳川結飛(エスパルスSS静岡)のミドルで勝ち越し、さらに後半21分に湯山が右サイドの折り返しを詰めて2点のリードを奪ったが、その後、粘る相手の反撃を食い止められなかった。

藤枝明誠 1(1−0、0−0)0 浜名


藤枝明誠が2年連続準々決勝で苦杯をなめさせられていた浜名にリベンジを果たし、3年ぶりに準決勝に進んだ。藤枝明誠は前半12分、相手守備陣のクリアミスを拾ったFW水上大和(HondaFC出身)が左足で蹴り込んで先制した。

浜名はテンポ良くパスをつないで好機はつくったが、相手の堅守を突き崩すまでには至らず。後半途中に相手の決定機を阻止して退場者を出し、最後まで流れを引き寄せられなかった。
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