歴代首相や各党幹部が静岡県内の激戦区に続々応援 裏金問題をめぐり"舌戦" 【衆院選2024】
投開票まで、残り6日となった衆院選。裏金問題をめぐり、舌戦が繰り広げられる中、静岡県内の激戦区には週末、大物議員が駆け付け候補者を激励しました。
10月20日、静岡県磐田市で自民党の新人候補の応援に駆け付けたのは、岸田文雄前首相です。岸田前首相は、争点となっている裏金問題について、謝罪しました。
<自民党 岸田文雄前首相>
「総裁であった人間として、心からお詫びを申し上げなければならない。自民党に若くて熱意を持った新しい人に参加してもらって、自民党を変えてもらうことが何としても大事なことである」
その後は、静岡市清水区を訪問。与野党一騎打ちの構図となっている静岡4区の候補者を激励しました。
<自民党 岸田文雄前首相>
「引き続き、石破茂新総理総裁に強い覚悟を持って、この政治の信頼回復に向けて努力をしてもらわなければならない。そのときにみなさんの期待に応えられる候補者、この静岡4区においては深沢陽一さんしかいない」
<国民民主党 榛葉賀津也幹事長>
「2枚目の投票用紙には、略さず国民民主党と書いてください」
一方、同じ時間、同じ清水区に現れたのは、国民民主党の榛葉賀津也幹事長です。静岡で唯一の党公認候補の応援に駆け付けました。
<国民民主党 榛葉賀津也幹事長>
「地元の榛葉賀津也、57歳。趣味は田中健でございます。今までのように週刊誌を片手に大臣の首を取るとか官僚をやっつける。そういう政治はもうダメです。政策でしっかり勝負をする」
榛葉幹事長は裏金問題を批判したうえで、消費税やガソリン税の軽減を訴えました。
<立憲民主党 野田佳彦代表>
「裏金問題の震源地じゃありませんか。震源地から新人が出てきたってだめですよ、これは。ペナルティーを与えなければ私はいけないと思っています」
10月19日、浜松市を訪れた立憲民主党の野田佳彦代表。自民党の裏金問題を糾弾し、「政権交代こそが最大の政治改革だ」と力を込めました。
野田代表はその後、接戦となっている静岡6区の沼津市を訪問。商店街では、自民党政権によるアベノミクスが経済格差の拡大や物価の高騰を招いたと批判しました。
<立憲民主党 野田佳彦代表>
「11年もアベノミクスは道半ばって言い続けてきた。11年やって目標に到達できない道って、道半ばじゃなくて、道の選択を誤ったんじゃないんですか、みなさん」
「政治とカネ」の問題に審判が下る衆院選は10月27日に投開票です。
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