記者も思わず「軽い」重さ23キロ“折りたためるバイク” 電動モーターで走る「モペット」に脚光 スズキが開発

電動モーターで走る二輪車「モペット」の普及が全国で進んでいます。9月18日は都内で、自動車メーカー・スズキの新作モペットの試乗会が行われ、“折りたためるバイク”に注目が集まりました。

浜松市に本社を置く自動車メーカースズキが手がける「モペット」。その名も「e-PO」です。「モペット」とは、ペダルをこがなくても電動モーターのみの力で走ることができる二輪車のことです。

<e-POアシスタントチーフエンジニア 森下隆義さん>
「電動アシストとEVを組み合わせて、新しい走りを作ったモビリティ」

2023年の「ジャパンモビリティショー」でも話題をよんだ「e-PO」の特徴は、そのコンパクトさにあります。

<浜松総局 野田栞里記者>
「軽い。私でも持ち上げられました」

フレームにアルミ素材を採用するなど、総重量約23キロという軽さを実現。

<浜松総局 野田栞里記者>
「パズルみたい、半分以下のサイズですね」

車両は小さくたためるため、車のトランクにも乗せることができ、まさに“折りたためるバイク”です。また、フル電動走行・アシスト走行・ペダル走行が選べて、原付バイクと電動自転車の2つのユーザーにアプローチする戦略です。

<浜松総局 野田栞里記者>
「行ってきます。初めて乗ります」

早速、記者が「フル電動走行」を体験してみました。

<浜松総局 野田栞里記者>
「いまは20キロで走ってるんですが、ペダルをこがずにぐんぐん進みます、爽快です」

スズキは、この「e-PO」を通勤やレジャーといった幅広い場面で活用してほしいと意気込んでいます。

<e-POアシスタントチーフエンジニア 森下隆義さん>
「一つのモビリティとして社会的に認められて原付一種の代替の一つになればよいかなと思います」

「e-PO」は現在、公道でのテスト走行をしていて今後、販売につなげていく方針です。

日常使いに期待がかかる「モペット」ですが、乗るためにはいくつかのルールがあります。一見、自転車のように見えますが扱いは原付バイクです。そのため「原付免許や普通自動車免許などの取得」や「ナンバーの取得と装着」、「ヘルメットの着用」などが義務付けられています。

モペットは、普及が進むにつれ交通違反や事故が急増しています。ルールをきちんと守って安全に乗りましょう。

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