
「豊かで幸せな日本になるように」自民党総裁選石破元幹事長が静岡県内を行脚 上川外相は「光が見えてきた感じ」

「ポスト岸田」を決める自民党総裁選をめぐり、出馬表明している石破茂元幹事長が8月28日、静岡県内を行脚し、地方の現場を視察しました。一方、出馬の準備を進めている上川陽子外務大臣は「光が見えてきた感じがする」と手応えを口にしました。
静岡県函南町を訪れたのは、自民党総裁選に5度目の挑戦となる石破茂元幹事長です。
<石破茂元幹事長>
「学校が休みの時って、がたんと消費が落ちるでしょうね」
石破元幹事長は「丹那牛乳」の工場や、乳製品などが楽しめるテーマパーク「酪農王国オラッチェ」を視察。丹那牛乳のヨーグルトを味わう場面もありました。
視察後の意見交換では、地元住民約150人が詰めかけました。持論の「防災省設立」に触れるなど、国が防災に力を入れることの重要性を訴えました。
<石破茂元幹事長>
「38年やってきて地方の衰退を止めることができなかった。防災上もまだ何もできていない。自分たちの反省を次の時代につないで次の時代が豊かで幸せな日本になるように」
今回、石破元幹事長をアテンドしたのが、地元・静岡5区選出の細野豪志衆院議員です。細野議員は支援に関して具体的な明言は避けましたが、石破元幹事長の地方の声を聴く姿勢を評価しました。
<細野豪志衆院議員>
「本当に地域の声を大事にするというそういう信念をお持ちの政治家だという風に思います。静岡県では上川議員も出馬に強い意欲を持ってらっしゃいまして、静岡から総理をという思いもよく分かりますので、そこは状況をしっかりと見て行かなければと思っている」
石破元幹事長は浜松市にも入り、「リスタート」と題した講演を行いました。
一方、出馬の準備を進めている上川陽子外務大臣は、立候補に向けた手応えを口にしました。
<上川陽子外務大臣>
「いま長いトンネルを一生懸命走ってきましたけれども、光が見えてきたような感じがします。これまで通り体当たりで、体当たりでこの出口に向かって今ぶつかっています」
気になる出馬表明の時期については…。
<上川陽子外務大臣>
「立候補の時期についてはまだ未定ということもありますので」
混戦模様の総裁選。推薦人確保をめぐる激しい攻防が続きます。
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