お盆期間も大忙し。車のトラブルに駆け付けるJAFに密着しました。隊員は厳しい暑さによる車の異変やお盆の時期ならではの問題と向き合っています。

JAF沼津基地の内田尚樹さんです。
<内田隊員>
「お待たせしました」
この日、最初に向かったのは静岡県沼津市のビーチ。都内から海水浴に来た家族が助けを求めていました。とめていた車のライトなどは消えていましたが、バッテリーが上がってエンジンがかかりませんでした。
<内田隊員>
「通常12.6ボルトなんですが、いま10.8で。やっぱり2ボルト下がっているだけでもエンジンかからないので」
<都内から来た男性>
「ハイブリッド車で(バッテリーが)上がらないものだと思っていました」
厳しい暑さは車のバッテリーに大きな影響を及ぼすといいます。

<内田隊員>
「暑い日とか気温が高い日はバッテリーの性能が下がったりしますので、そうすると今みたいにかからなくなったりします」
対応を終えると、すぐに次の依頼が。
<内田隊員>
「パンクしてしまってスペア交換ということですかね?」
<依頼主>
「スペアタイヤの空気がなくて」

函南町でパンクの対応です。出発しようとしたところ、くぎが刺さっているのに気が付いたそうです。
<依頼主>
「ガソリンスタンドとか出張でタイヤ交換してくれるところに電話したんですけど、きょうはやっぱりお盆だから人がいないということで、JAFに電話した感じですね」
お盆期間は地元の業者が休みのケースも多く、その分、JAFへの依頼が増えるそうです。この日、6件の依頼にあたった内田さん。最後はタイヤのバーストです。
<依頼主>
「きょうは帰省だったんですよね。長い運転はなかなかしないので。距離的には70キロくらい」
バーストのリスクは走行する距離が長くなるほど高まります。
<内田隊員>
Q.バーストしないためには何が大事ですか?
「早め早めに、おかしいなと思ったら止まっていただく」
バケーションシーズンにおける車のトラブルを防ぐため、特に大切なのは「事前の点検」です。JAFは、長距離の運転を久々にする場合、事前に販売店などで点検することをすすめています。

<JAF沼津基地 山本良明主任>
「トラブルで一番多いのが、バッテリー上がり、それからタイヤのパンク、バーストとなっています。販売店で点検をしていただければ安心してドライブしていただけると思います」