「手当たり次第」“スイカ泥棒”20分足らずで堂々と運び出す様子が防犯カメラに…生産者憤り「やめてもらいたい」

浜松市中央区で畑からスイカが盗まれる被害があり、警察が窃盗事件として捜査しています。防犯カメラには、20分足らずで次々とスイカを運び出す様子が残されていました。

懐中電灯のようなものを片手に奥へと進んで行く不審者。片方の手に抱えていたのは大きなスイカです。“スイカ泥棒”の犯行の様子をとらえた防犯カメラの映像です。犯人は周りを気にするそぶりも見せず、20分足らずであわせて8個のスイカを堂々と盗んでいきました。

<浜松総局 野田栞里記者>
「犯人がスイカを盗んだのはこちらの畑です。ここからスイカを持ち去る様子をこちらに設置していたカメラがとらえました」

被害に遭った農家の中村安彦さん(78)は、この畑で40年以上にわたりスイカを作り続けています。

<被害に遭った中村安彦さん>
「手あたり次第盗ったと思うの、恐らく」

6月上旬にも盗まれる被害があり、中村さんは畑の中に防犯カメラを設置しました。

<被害に遭った中村安彦さん>
Q.これは盗られなかったスイカ?
「そう。(犯人は)これくらいのスイカを抱えていってるよね」

中村さんによりますと、6月から最低でも20個は被害にあっているそうです。毎年2月から土づくりに取り組み、約5か月かけて収穫を迎えるという中村さんのスイカ。大雨や猛暑を乗り越え育った大切なスイカが相次いで盗まれる事態に憤りを隠せません。

<被害に遭った中村安彦さん>
「ぜひ、ぜひね、こういうことはやめてもらいたいね。ご自分でもスイカは作れるんだから、人のを盗らんでも。私も教えますから」

中村さんは警察に被害届を提出。警察が窃盗事件として捜査を進めるとともに、同様の被害が起きないよう警戒を強めています。

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