
「対局できるのがいつも楽しみ」藤井棋聖が相性の良い土地で交流 手土産は“イタリアンロール” 静岡・沼津市で祝勝会

藤井聡太棋聖が第95期棋聖戦でタイトルを防衛したのを記念し、対局が行われる予定だった沼津市で7月23日、交流イベントや祝勝会が開かれました。藤井棋聖は、何度か対局で訪れた沼津御用邸の魅力について語りました。

小中学生、約180人の前に登場したのは、藤井聡太棋聖です。棋聖戦第5局は沼津で行われる予定でしたが、第4局までに藤井棋聖がタイトルを防衛したことから、代わりに交流イベントが開かれました。藤井棋聖への質問コーナーでは子どもたちからの質問が殺到しました。

<中学生>
「イヌとネコはどっち派ですか」
<藤井聡太棋聖>
「この会場でも真っ二つに分かれる質問だと思うんですけど、私はネコ派です」
藤井棋聖は、会場を沸かせながら、将棋がうまくなるコツやリフレッシュの方法などを話しました。
<小学4年生>
「藤井棋聖のように興味を持ったことにどんどん追究していくみたいなことをしたいです」
<中学2年生>
「(将棋は)相手のやることを先読みするところがおもしろいと言っていて、自分もやってみたいと思いました」
これまでに、将棋のタイトル戦が9回行われた沼津市。交流会の後に開かれた祝勝会では、頼重市長が歓迎しました。

<沼津市 賴重秀一市長>
「92期、94期が開催されました。両方とも藤井棋聖、見事な勝利ということで、沼津市は相性がよろしいのではないかと勝手に解釈している」

藤井棋聖の対局といえば、毎回注目されるのが「勝負おやつ」。今回、対局は行われませんでしたが、沼津市民が選んだ地元のお菓子、冨久家の「イタリアンロール」と、雅心苑の「寿太郎蜜柑」が手土産として選ばれました。

<藤井聡太棋聖>
「これまで沼津御用邸で対局もさせていただきましたけれども、やはりそちらも当時の雰囲気がそのまま残っていて、そういうところで対局ができるのはいつも楽しみ」
藤井棋聖は「対局に向けて運動をするなど体力もつけていきたい」と意気込みを語りました。
「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA
関連タグ