
ジュビロ磐田が首位町田の背中をとらえた!アウエー甲府戦の勝利で再び上昇気流に

鬼頭:ジュビロ磐田は8月19日、アウエーでヴァンフォーレ甲府と対戦。7試合ぶりに先発出場した遠藤保仁選手のコーナーキックをジャーメイン良選手が頭で合わせて決勝点を挙げ、1-0で勝利しました。
ヒデ:ホームの甲府は強いのに。
名倉:そうですね。でも、それに負けないくらい磐田サポーターは駆けつけていましたし、ホームの雰囲気をしっかり作ってくれたと思います。
ヒデ:ヘディングはドンピシャでしたね。
名倉:ジャーメイン選手は確かにすごかったんですが、まず遠藤選手のコーナーキックは本当に素晴らしかった。久々のスタメンで期する思いがあったと思います。今までの磐田のコーナーキックは直接ゴールキーパーにキャッチされることが多かったんですが、遠藤選手のボールは本当にそこの間隙を縫ってドンピシャ。
これまで遠藤選手のコンディションは問題なかったんですが、上原力也選手や山本康裕選手の状態がさらに良かったので先発から遠のいていました。起用の理由について、監督は「最近中盤であまりボールが回らない。その停滞感を遠藤選手のクオリティで何とか打破したかった」と話していました。
ヒデ:その通りになりましたよね。
名倉:前節町田に負けてショック受けていましたので、やはりベテランの力でチームを落ち着かせたかったという狙いもあったはずです。
守備陣の奮闘も勝因
ヒデ:ほかに、この試合で良かった選手は?名倉:終盤、甲府の猛攻を止めてくれた守備陣を挙げたいです。ゴールキーパーの梶川裕嗣選手は久々の出場でしたが、何度も何度も好セーブを見せてくれました。
ヒデ:結構危ない時間がありましたね。
名倉:もう1人はリカルドグラッサ選手。甲府のピーターウタカ選手は“磐田キラー”ですが、リカルドグラッサ選手がしっかり止めてくれた。外国人同士で迫力あるマッチアップだったなと思います。
鬼頭:ピーターウタカ選手は、ゴムボールみたいに結構大きいんだけど、動きが早いんです。
名倉:ノロノロ動いているようで、一瞬でトップスピードに入るっていうか、迫力は半端な
かったですね。
首位も見えた!リーグ終盤戦に期待する選手は?

ヒデ:見えてきましたよ。今2位ですよ。
名倉:首位町田は1試合少ないですが、勝ち点差は6。3位清水との差は2。一気にギュッとなって、一つも落とせない状況は変わっていません。
ヒデ:でも、負ける気がしない時ってあるじゃないですか。特に昔の磐田を知っていらっしゃる方は。そんな感じは漂っているんですか。
名倉:そう言いたいところなんですが、みんなで何とか持ちこたえているっていうような。
ヒデ:こっからですね。だから本当に若手に期待しています。暑くても動けるでしょうし。
名倉:そうですね。町田戦で久々にアシストした後藤啓介選手や古川陽介選手も状態いいですし、若手に期待したいです。
鬼頭:当たり前ですが、首位狙いですよね。
名倉:もちろんそうですね。2位狙いじゃなくて、あくまで優勝。町田戦に負けて、泣いている選手もいるぐらい動揺は大きかったんですが、とにかく仕切り直して甲府戦に勝てて、チームが落ち着けた。一つ大きいポイントだったと思います。
10月の頭には静岡ダービーもありますし、それまで一つも落とせない。
ヒデ:ここから正念場。総力戦ですから、他の選手はチャンスでもあるんです。
名倉:後藤選手や藤川選手はその筆頭で、淡々と狙っていますね。大怪我をした大津選手も部分合流していて、プラス要素です。
鬼頭:J2リーグ第31節が終わった時点の順位です。現在1位がFC町田ゼルビア勝点63。2位がジュビロ磐田勝ち点57。3位清水エスパルス勝点55。13位に藤枝MYFC勝ち点37となっています。


サッカー大好き芸人、ペナルティ・ヒデと、サッカー中継のリポーターとしても活躍する鬼頭里枝の2人がお送りする番組。Jリーグから海外サッカー、ユース世代、障がい者サッカーなど幅広くスポットを当て、サッカーを通して静岡を盛り上げます。目指すは「サッカー王国静岡の復権」です!