観光
徳川家康が隠居の地として選んだ駿府城をはじめ、静岡県内には様々なお城・旧跡が残されています。数々の歴史に思いを馳せつつ、静岡観光を楽しんでみませんか。
全国各地に徳川家康ゆかりの地はありますが、ここ駿河国は家康が終の棲家として選んだ地。
かつて駿府城があった場所は駿府城公園として整備され、巽櫓や東御門などが復元され当時の面影を偲ばせています。
※写真は貴重な国産の木材を使い、伝統的な木造工法を用いて復元した坤櫓(ひつじさるやぐら)
巽櫓・東御門は、寛永年間当時の姿を目指して再現された本格的な木造城郭建築物。
伝統工法にのっとって施工されているので、一見の価値あり!
現在も天守台の発掘調査が行われており、駿府城は江戸城を超える大きさであったことがわかってきました。調査の様子は毎日公開されているので現地で歴史ロマンを感じてみよう!
公園内にある「紅葉山庭園」では、春は桜、夏は紫陽花、秋は紅葉、冬は椿などが咲き、四季折々の風情が楽しめます。
また、庭園に面した立礼席では有料で静岡銘茶と茶菓をゆったりと味わうことができます。
浜松城は徳川家康が築城し、17年間を過ごしたお城です。
水野忠邦をはじめ、多くの城主が老中など幕府の重職に登用されたことから、別名「出世城」と呼ばれています。
天守閣からは北に三方ヶ原古戦場、南に遠州灘、西に浜名湖、晴れた日には、東に富士山も一望できます。
現在は、浜松城を中心に公園として整備され、市民の憩いの場としても親しまれています。
徳川300年の歴史に思いを馳せつつ、散策を楽しんではいかがでしょうか。
自然石を上下に組み合わせて積む野面積みの石垣は築城当時のもの。
よく見るとハートの形をした隠れハート石があるので、探してみては。
日本100名城のひとつで、今から約400年前に築かれた山中城。
第3代北条氏康の代に小田原城を守る境目の城として築かれました。
特徴は地形を生かした山城で、現在は天守閣も石垣もありませんが、美しい障子堀が有名です。
当時の遺構がそのまま復元されている中世の山城跡は全国的にも珍しく、しかも北条流築城術の粋を集めた障子堀は必見です!
駿河湾、牧之原台地、富士山やアルプス連峰など360度のパノラマ展望が楽しめる展望台小山城。
現在、公園として整備されている能満寺山公園は戦国時代に武田信玄の平山城が築かれていて、かつてはこの地で徳川家康との激しい戦いが何度も繰り広げられました。
今は三重堀などの遺跡があり、「展望台小山城」内では武田氏ゆかりの品々が展示され、当時の面影を偲ばせています。
史跡田中城下屋敷は、今から500年ほど前、一色氏の屋敷を拡大して城にしたのが始まりと伝えられています。
直径およそ600mの同心円形の城は珍しく、現在は庭園跡が史跡公園として整備され、田中城ゆかりの建築物が移築・復元されています。