甘~いキンカン「こん太」収穫始まる 静岡県特産
静岡県特産のキンカン「こん太」の収穫が、沼津市内で始まった。鮮やかなオレンジ色に輝き、たわわに実っている。援農ボランティアらも参加し、出荷は2月末から3月末にかけて最盛期を迎える。
![キンカン「こん太」の収穫が進む=沼津市](/news/images/n142/1415907/IP240219TAN900030000_0001_CDSP.jpg)
生産者の藁科義次さんは約270本を栽培し、週2回ほど収穫している。19日も15人ほどでビニールハウスに入り、はさみを使って1個ずつ丁寧に実を切り取った。
今年は色づきが遅く、豊作だった昨年と比べると収穫量も少し減る見込みという。ただ、糖度は平均20度ほどで収穫初期としては例年より甘く、おいしく仕上がっている。
こん太は一般的なキンカンと比べて圧倒的に甘く、滑らかな表面が特徴。藁科さんは「紅茶に入れたり、輪切りにして冷やしたりする食べ方がおすすめ。ぜひ味わってほしい」と話す。