シイタケ 原木で育ててみて! 浜松市天竜区で出荷ピーク、9000本販売
浜松市天竜区でシイタケ栽培用の原木が出荷のピークを迎えている。同区二俣町でシイタケの卸売りを手がける北遠椎茸は3月末までに原木9千本を販売する計画で作業を進めている。
同社店頭には毎年1~3月、切り分けられたコナラの木が積み上がる。原木の長さは90センチほど、直径は7~20センチ。穴を空けて菌を打ち込んで保管し、2度の夏を経て収穫を迎える。
同社によると、林業家や家庭で栽培する個人など幅広く引き合いがあり、出荷予定本数は前年より約千本多いという。社長の杉田孝史さん(69)は「自然の力で育てる原木シイタケの味わいや香りは優れている。地域の伝統を広く伝え、残していきたい」と話す。
原木は1本750~950円。菌打ちされた原木も取り扱っている。問い合わせは同社<電053(926)1811>へ。