さわやか極わせミカン 出荷開始 沼津・西浦地区
静岡県内有数のミカン産地として知られる沼津市西浦地区で13日、シーズンの幕開けを告げる極わせ品種の出荷が始まった。来年3月にかけて、わせ、なかて、おくて品種の出荷が続く。
![出荷が始まった極わせ品種のミカン=沼津市のJAふじ伊豆西浦柑橘共同選果場](/news/images/n132/1316418/IP230913TAN900014000_0001_CDSP.jpg)
初日は極わせの中でも特に成熟が早い「日南1号」約45トンが同市のJAふじ伊豆西浦柑橘(かんきつ)共同選果場に持ち込まれた。光センサーを利用した選果機で大きさや形、酸味、糖度などを基準に等級と階級を分け、箱詰めした。
秋に食べる極わせは、青みがかった果皮とさわやかな甘みが特徴。生産者でつくる西浦柑橘出荷部会の真野高志部会長(66)は「8月中旬まで降水量が少なかった今年は小ぶり傾向だが、糖度は高く甘いミカンが実った」とPRした。
西浦地区の極わせは人気の高い「由良」など4品種あり、10月末まで京浜と県内市場に出荷する。