中小企業の脱炭素支援へ 湖西市と５金融機関が協定
湖西市は３日、２０５０年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル（ＣＮ）」の実現に向け、５金融機関と連携協定を結んだ。同市の温室効果ガス排出量の８割を占める産業部門のＣＮを推進するため、金融機関と共に中小企業の取り組みを支援する。
協定を結んだ金融機関はしずおかフィナンシャルグループ（ＦＧ）と浜松磐田、遠州、豊橋、蒲郡の４信用金庫。市内に支店を置き、特に製造業の中小企業と関係が深い金融機関が参加した。同日、市健康福祉センターで締結式を行い、影山剛士市長と各機関の代表者が協定書に署名した。
協定に基づき、市は二酸化炭素（ＣＯ２）排出量削減に向けた設備投資に対する利子補給や、外部の評価機関を利用する際の経費支援などの制度を検討する。各金融機関を通じ、市全域で中小企業の脱炭素に向けた取り組みの加速を図る。影山市長は「具体的な取り組みを積み重ねて持続可能な未来をつくりたい」とあいさつした。
いい茶0
