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ニーズ捉え情報伝える 静岡市東京事務所長/谷川良英さん【とうきょうウオッチ 静岡へ発進&発信】

 4月1日付で着任した。1990年に入庁し、税や産業振興などの業務に長く携わった。前任は観光交流文化局スポーツ振興課長。東京事務所の勤務は2016~17年以来2回目で、首都圏総合調整担当の肩書も付く。56歳。

谷川良英さん
谷川良英さん

 ―東京事務所の役割は。
 「首都圏のヒト・モノ・カネを静岡市につなぐハブ(拠点)となること。これからは特に、アフターコロナを見据えた動きが求められていく。社会環境も変わるもの、変わらないものが出てくるだろうが、そうした中でもリアルな交流の場をなるべくつくって活発に情報収集したり、市の魅力を発信したりしたい」
 ―職員に向けてはどのような呼びかけをしているか。
 「『いろいろな人に会い、話を聞こう』と言っている。企業誘致にしても観光にしても、われわれが一方的にPRするのではなく、相手がどのような情報を求めているかのニーズを的確に捉え、伝えていく取り組みが大事だ。普段静岡にいると当たり前と感じる景色やイベントが、首都圏の人にとっては価値あるものだと気づかされたりもする」
 ―首都圏に売り込んでいきたい静岡市の良さは。
 「キーワードは『ほぼ首都圏』。都内に近い場所でありながら、にぎやかな中心市街地から自然豊かな田舎まで多様な生活スタイルが可能というのが強みだと思う。他の政令市に比べてプロスポーツチームが多いのも特徴で、スポーツが好きな人たちを呼び込める余地はまだまだある」

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