雨の彼岸入り 桜ほころぶ墓前で先祖に祈り 静岡
彼岸の入りの18日、静岡県内は前線を伴った低気圧が接近した影響で、広範囲で雨が降ったが、各地で4月上旬~5月上旬並みの暖かさとなった。桜がほころび始めた静岡市葵区の愛宕霊園では、多くの家族連れが墓参りに訪れた。
![雨の中、お墓を清める家族連れ=18日午後0時45分ごろ、静岡市葵区の愛宕霊園](/news/images/n122/1210307/IP230318TAN000062000_0001_CDSP.jpg)
墓参者は先祖の墓を掃除したり、水で清めたりした後、線香を供えて手を合わせた。家族4人で両親の墓を訪れた同区の田中基博さん(41)は「日頃の感謝をし、これからも家族が安心安全で健康的に暮らせるように願った」と話した。
同日の県内の最低気温は静岡市駿河区11.5度、三島市10度、浜松市中区10.8度など。桜の開花発表の基準となる静岡地方気象台の標本木(ソメイヨシノ)には2~3輪の花が開き、「開花宣言」間近となっている。