静岡人インタビュー「この人」 アジアU18男子バレーボール選手権大会で日本代表の優勝に貢献した 小野駿太さん(浜松市北区)
イランで8月15~22日に開かれた国際大会でエースとして全6試合にフル出場し、ベストアウトサイドヒッターに選出された。聖隷クリストファー高(浜松市北区)2年。同校の全国高校総体ベスト8にも貢献した。静岡市清水区出身。身長185センチ。16歳。
-大会を振り返って。
「初めての国際大会で気候や時差、食事など環境面の違いに苦労し、体調管理やメンタルのコントロールが難しかった。日本では味わえない高さと技を持ち合わせた海外選手と戦い、強いスパイクを打つだけではなくワンタッチアウトを狙うなど、日本人が海外で戦っていくための技術を学ぶことができた」
-競技を始めたきっかけは。
「小学4年まではサッカーをやっていた。先にバレーを始めた姉と遊びでプレーしていたら、母に地元チームへの参加を勧められたのがきっかけ。正直やりたくなかったが、練習しているうちに楽しくなってきた」
―目指す選手像は。
「人間力が大切だと思っている。人としての常識やチームをまとめる力、引っ張る力を身につけたい。日本代表に選ばれたからには、周囲の手本にならなければいけない。気持ちの浮き沈みや体調によってパフォーマンスが左右されることのないよう、どんな状況でも同じプレーができる選手になりたい」
-今後の意気込みを。
「アジアを制したメンバーでU19の世界選手権でも優勝したい。代表入りに向けて必死に練習してくる選手がいる。もう一度選ばれるように、自分の気持ちをプレーに出して、しがみついていく。代表活動を理解し、送り出してくれる(聖隷クリストファー高の)チームへの感謝の気持ちも持ち続けたい」