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琴線に触れたアート本は 浜松でトーク

 浜松市中区の市鴨江アートセンターで、お気に入りのアートブックを語り合うトークイベントが開かれた。写真家小林久人さん(51)=浜松市東区=が主導し、参加者8人が写真集、画集など、自らの琴線に触れた本を紹介した。

小林久人さん(左)の主導で、お気に入りのアート本を語り合ったワークショップ=浜松市中区の市鴨江アートセンター
小林久人さん(左)の主導で、お気に入りのアート本を語り合ったワークショップ=浜松市中区の市鴨江アートセンター

 米写真家ソール・ライターの作品集、荒木飛呂彦さんの人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の特別編集本、コロンビアの美術家フェルナンド・ボテロの展覧会図録-。参加者は一人ずつ、アートの関心領域、持参した本との出合いを披露した。
 英出版社のハードカバーのファッション本を持ち込んだ山口祐子さん(77)=同市中区=は「10年前に香港の空港で手に入れた。装丁が美しく、写真集、実用本の両方の要素を併せ持っている」と美点を語った。
 アートへの並々ならぬ愛情を持つ8人は、アート本に関する説明の一つ一つにうなずいたり、メモを取ったり。「同好の士」に対する共感、未知の美術家に対する興味が強まった約2時間だった。
 小林さんは都内で定期的に開かれる「東京アートブックフェア」の盛況ぶりと出品作の傾向を説明。「アートブックは『本』という形を使った美術表現の一つ」とまとめた。

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