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SDGs教育考える 日米の教職員、三島・源兵衛川の取り組み視察

 日米両国の人的交流を促進する「日米教育委員会」は3日、官民協働による環境保全が続けられている三島市で教員交流プログラムを実施した。両国の教職員20人が市内を流れる源兵衛川などを訪れ、自然体験を通じて国連の持続可能な開発目標(SDGs)をテーマにした教育のあり方を考えた。

ミシマバイカモなどを見ながら水の大切さを体感する参加者=三島市
ミシマバイカモなどを見ながら水の大切さを体感する参加者=三島市


 かつて汚染された水を市民、行政、企業の連携により復活させ、今も美しい流れを保ち続ける源兵衛川を視察した。川に入って魚取りなどの体験を楽しんだほか、同市のNPO法人グラウンドワーク三島から自然保護の取り組みや多くのホタルが飛び交う現在の状況について説明を受けた。三島梅花藻の里も訪れ、冷たい清流が咲かせるかれんな花を見ながら水を守る大切さを体感した。
 ワークショップではSDGsをテーマにした授業づくりに取り組み、水と緑を生かした実践教育について意見を交わした。米国メリーランド州から参加したトム・ハーテンさん(60)は「すごいきれいな清流で驚いた。三島とは似ている環境もあり、今後の教育の参考にしたい」と話した。
 (三島支局・金野真仁)

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