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バンブーハウス 中高生6人、修繕に汗 島田の無人駅「神尾」

 大井川鉄道の無人駅を舞台にした3月の芸術祭で発表され、神尾駅(島田市神尾)への恒久設置が決まった作品「バンブーハウス」を修繕するワークショップが3日、同駅周辺で開かれ、島田市内外の中高生6人がボランティアとして竹の切り出しや修繕作業に汗を流した。

地域住民と一緒にアート作品「バンブーハウス」の修繕に取り組む中高生=島田市神尾
地域住民と一緒にアート作品「バンブーハウス」の修繕に取り組む中高生=島田市神尾


 「バンブーハウス」は地域に群生する竹を使って旧駅舎全体を覆った作品。参加者はアーティストの上野雄次さんや地元住民と駅近くの竹林で切り出した竹を80センチほどの長さに切りそろえ、作品正面の隙間に差し込んで補強したり、周辺を清掃したりした。
 内部も竹で覆ったハウスの中は夏も涼しく、参加した同市の長嶋晋作さん(焼津中央高2年)は「無人駅の近くに作品があり、とても不思議な雰囲気。作品に関わることができてうれしい」と話した。ワークショップは地域に根付いたアート作品や作者と市民の関わりを増やしていこうと、市民活動センターの夏休みを活用した1日ボランティアとして企画した。1日ボランティアは今月末まで、9団体の活動に75人の中高生が参加予定。
 (島田支局・中村綾子)

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