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静岡人インタビュー「この人」 吉沢勇一郎さん 沼津市副市長に就任

 国土交通省出身で、市の重要課題であるJR沼津駅周辺高架化に伴う中心市街地活性化などを担当する。2001年、同省入省。近畿地方整備局都市整備課長、国土政策局地方振興課企画専門官など、主にまちづくり分野に携わった。4月1日から現職。静岡市葵区出身。43歳。

吉沢勇一郎さん
吉沢勇一郎さん

 ―鉄道高架化の前提となる貨物ターミナルが着工した。事業や中心市街地活性化への考えは。
 「沼津市の中心市街地は、首都圏からのアクセスも良く、潜在力は高い。一方、鉄道で南北が分断され、駅周辺道路は通過交通が多いのが現状。高架化によって、歩行者を中心に回遊性を高めることで、活性化につなげたい。大規模な事業だが、関係者との調整を進めて一歩一歩前に進めたい」
 ―地方自治体への出向経験もある。どう生かすか。
 「熊本市への出向時は、都市政策部長としてJR熊本駅高架化後の中心市街地再整備に携わった。沼津と同様、熊本も回遊性の向上が課題で、経験が生かせると感じている。熊本地震後の復興事業も経験し、防災対策などでも力になりたい」
 ―沼津市の印象は。
 「中学から静岡を離れたので久々に富士山が見える場所で生活でき、うれしい。海、山、川と自然豊かで魅力的な資源が多い。狩野川沿いをジョギングしながら実感している。市民の皆さんも、元気で聡明(そうめい)な方が多いと感じている」
 ―抱負を。
 「来年の市制100周年に向けた重要な時期。次の100年に向け、市に貢献したい。市民とよくコミュニケーションを取り、専門家集団としての市役所のノウハウを市民のために使っていく組織にしたい」
 

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