浜松市の勤労施設 26年度に統合 Uホール老朽化で
浜松市議会は13日、5常任委員会を開いた。市は環境経済委員会で、老朽化した市勤労会館(Uホール、中区城北)を2025年度末で廃止し、市立勤労青少年ホーム(アイミティ浜松、同区船越町)に機能統合する方針を説明した。アイミティ浜松を勤労福祉活動の拠点施設として同年度に改修を行い、26年度に再オープンする予定。
市はこれまでに、施設の利用者説明会を2度開催した。個別の対話を経て、統合への理解を示す意見が77%に達したという。Uホールの存続を望んだ利用者は4%で、「場所が遠くなり、会場に出向くのが困難」「鏡付きのレッスン室がなくなると困る」などの声が上がっている。市は意見を考慮し、改修内容を決めるとしている。
Uホールは1984年開館。固定席549席のホールや、音楽、ダンスの練習室を兼ねた会議室を備える。アイミティ浜松は85年開館で、定員100人のホールやテニスコート、体育館がある。