[神社・寺] 伊豆市 修禅寺

弘法大師が開いた古刹・修禅寺　修善寺温泉発祥の寺

807年（大同2年）、真言宗の開祖・弘法大師（空海）によって開かれた古刹です。

寺は鎌倉時代に臨済宗へと移り、戦乱で伽藍を焼失。伊豆国を治めた北条早雲によって再建され、現在の曹洞宗へ改宗しました。

寺にまつわるお面と、その伝承をもとにした岡本綺堂の戯曲「修禅寺物語」には、非業の死を遂げた若き将軍・源頼家の悲劇が描かれています。1911年、明治座で2代目市川左団次が演じた「夜叉王」が大きな話題となり、修善寺温泉には多くの客が押し寄せたと言われています。

また、「独鈷（とっこ）の湯」は、弘法大師が手にした独鈷で川中の岩を打つと湯がわき出たとされる伝説の地で、修善寺温泉の象徴として親しまれています。

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