日本地域情報コンテンツ大賞2023 創造舎冊子と静岡県HP 優秀賞
地域密着型メディアの優れた活動をたたえる「日本地域情報コンテンツ大賞2023」(日本地域情報振興協会主催)の受賞者が28日、発表され、創造舎(静岡市葵区)が手がけるフリー冊子「人宿町人情通りマガジン」が企業誌と隈研吾特別賞の両部門、県のホームページ「30歳になったら静岡県!・ふじのくにパスポート」がWEB部門で優秀賞に選ばれた。同日、都内で授賞式が行われた。
![受賞を喜ぶ創造舎と県の関係者=都内](/news/images/n137/1365268/IP231128TAN900041000_O.jpg)
創造舎は半年ごとに発行する同冊子を通じ、葵区人宿町の個性的な飲食、物販店を紹介。「地域再生に中心的立場で取り組み、各店舗への集客プロモーションに貢献する媒体」「地域住民、行政、店主が共に取り組むまちづくりそのものを高く評価した」とされた。
同社営業企画室の高木陽介さんは「冊子を持って町を歩く人たちの姿を見るとうれしくなる。これからもエリア全体として盛り上げていきたい」と述べた。
県のサイトは、本県へのUIターン就職促進や県外への転出者とのつながりの維持を目的とする。ロントラ(東京都渋谷区)が運営を受託し、SNSを積極的に活用。県内全高校の卒業生に対し、サイトへの誘導を図るQRコードを記したカードも配布している。
県労働雇用政策課主任の池上友理子さんは「人口減少という課題解決に向け、SNSに力を入れて(ターゲットとなる世代へ)継続的なアプローチをしていきたい」と喜びを語った。
13回目となる今年は全国509媒体のエントリーがあった。
(東京支社・関本豪)