水墨画教室生徒の力作を静岡で展示 中国出身 顧さん指導
日本醉墨会の30周年記念作品展(静岡新聞社・静岡放送後援)が10月1日まで、静岡市役所市民ギャラリーで開かれている。
![約90点の力作が並ぶ作品展=静岡市役所市民ギャラリー](/news/images/n133/1326216/IP230926TAN900120000_O.jpg)
同会は中国出身の水墨画家顧哲剛さんが指導する水墨画教室。静岡、島田、浜松の各教室やオンラインで指導を受ける生徒約30人による約90点が並んだ。有名作品を参考に筆の運びや濃淡を意識したという山水画や、特別な筆の動きで2人の女性の衣服を翼のように描いた幻想的な力作など、伝統と新しい感性を融合させた作品が目を引く。
会の名前には技術を学ぶだけでなく、心が奪われるほど夢中になって水墨画に取り組むという意味が込められている。顧さんは「中国人の先生と日本人の生徒が芸術を高め合ってきた30年間。絵を見て日中の文化交流の素晴らしさを知ってほしい」と来場を呼びかけた。