「防災レベル高めて」 楠城特任教授が講演 吉田町
吉田町は23日、県立大グローバル地域センターの楠城一嘉特任教授を招いた防災講演会を町学習ホールで開いた。楠城特任教授は「南海トラフ巨大地震の可能性と臨時情報について」と題して講演し、日頃から防災意識を高めていくことの必要性を強調した。
![日頃から防災意識を高めていくことの必要性を強調した楠城特任教授=吉田町の町学習ホール](/news/images/n133/1324062/IP230923TAN900076000_O.jpg)
南海トラフ巨大地震についてプレート運動のメカニズムに触れながら解説。これまでの調査で推測されるマグニチュード(M)8クラスの発生率は今後30年以内に70~80%とした。楠城特任教授は現状では確度の高い地震発生予測をすることは困難としながらも、南海トラフ巨大地震の発生可能性が高まった場合に気象庁から発表される臨時情報について紹介し、「避難方法や備蓄を確認し、日常生活を送りながら自分の防災レベルを高めておくことが大切」と説いた。