数学×手びねり陶芸　幾何学模様の作品など並ぶ　元静岡大教授の岡本さん個展　葵区

　静岡市葵区の陶芸愛好家岡本光司さん（８５）の作品展「生活の中の器たち」が１８日、同区七間町のギャラリーえざきで始まった。２３日まで。岡本さんは数学教育学を専門とする元静岡大教授で、数学的な知見を取り入れた作品も並ぶ。

　１０年間の制作活動の中で手がけてきた茶わんや皿、カップ、花器など日常生活で使うことを目的にした１５０点が並ぶ。全て、電動ろくろを使わずに手と指で形を整える「手びねり」の手法で制作した。幾何学模様が刻まれていたり、黄金比が使われていたりと、岡本さんならではの個性や味わいが表現されている。
　岡本さんは「それぞれの作品から自分の制作の思いを感じ取ってくれれば」と期待した。

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