自転車安全運転を　静岡南署など　大里東小で教室

　静岡南署と交通安全協会静岡南地区支部は１２日、交通ルール習得や自転車運転技術の向上を図る県警の「自転車免許制度」の指定校になっている静岡市駿河区の大里東小で、４年生約３０人を対象に自転車交通安全教室を開いた。

　自転車マナーの向上や交通事故の減少につなげるのが狙い。児童は交通指導員から自転車が歩道を走る時の条件や注意点、交差点での危険について学んだ後、自転車の乗り方や安全に走行するためのポイントを問う筆記試験を受けた。実技指導では校庭に信号や標識を配置した特別コースで、走り始めや停止時の安全確認の方法、ブレーキの使い方などを練習した。
　教室の最後に堀田利治地域交通官から自転車免許証が交付された。代表で受け取った今村景虎君（９）は「中学や高校で今より自転車に乗るようになっても周りをよく見て、だめな乗り方はしない」と安全運転を誓った。
　堀田地域交通官は「運転の基礎を作ってもらったと思う。周りの子にも学んだことを教えてあげてほしい」と呼びかけた。

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