チョコレートで溶岩再現 地形の変化実験興味津々 伊豆半島ジオパーク再認定 記念イベント
ながいずみ観光交流協会と長泉町はこのほど、伊豆半島ジオパークのユネスコ世界ジオパーク再認定を記念するイベントを同町のコミュニティながいずみで開催した。子どもたちがチョコレートを溶岩に見立てたユニークな実験などで、地形の成り立ちについて知識を深めた。
![キッチン溶岩実験に挑戦する子供たち=長泉町のコミュニティながいずみ](/news/images/n123/1228238/IP230415TAN000042000_0001_CDSP.jpg)
同町内には割狐塚稲荷神社や鮎壺の滝など、伊豆半島ジオパークのジオサイトがある。イベントには地元の親子連れなど約150人が参加し、伊豆半島ジオパーク公認ガイドらの説明に耳を傾けた。
雨天のためジオサイトを巡るフィールドワークは中止となったが、溶岩について学ぶ「キッチン溶岩実験」などで学んだ。富士山を模した立体模型に、溶岩に見立てたチョコレートを流し、子どもらがうちわで風を送り冷やし、地形のように固まる様子を再現した。流れ出た溶岩が、同神社の地形になるまでの過程を説明した。
同交流協会の牛島康祐事務局長(64)は「これからも継続的に認定されるように活動し、地元から世界に広めていきたい」と話した。