クレマチス 華やか大輪 長泉の生産者 出荷作業大詰め
観賞用のつる性多年草「クレマチス」を生産している長泉町のクレマコーポレーションで、春の出荷作業が大詰めを迎えた。さまざまな品種の苗木が続々と準備され、全国各地に配送される。
![さまざまな品種のクレマチスの出荷作業が進む=長泉町のクレマコーポレーション](/news/images/n123/1227064/IP230418TAN000099000_O.jpg)
3万3千平方メートルほどの敷地で栽培から出荷作業まで行い、600品種以上を取り扱う。赤い大輪のレベッカや、鮮やかな色の花を咲かすエトワールバイオレット、プリンセスケイトなどが人気を集めている。
創業約50年の歴史で培った栽培技術で、注文先の地域特性に合わせた苗を販売する。本来は寒さに強いクレマチスを温度の高いビニールハウスで栽培し、暑さの中でも状態の良い苗を厳選している。親木から挿し木をする際には二つの節を植えることで根の量を多くし、丈夫に育てている。
渡辺貴裕社長(39)は「花の色や形が異なるいろいろな品種がある。好みの花を探してほしい」と話した。
(東部総局・田中秀樹)