静岡県移住者対象のカーリース特典企画を発案 田辺純一さん【とうきょうウオッチ 静岡へ発進＆発信】
２０１９年、ベンチャー企業のナイル（東京都品川区）に入社した。月額１万円台から車を持てる個人向けカーリース事業を手がける。自宅がある出身地の掛川市と東京を行き来する日々を送る。常葉菊川高卒。３３歳。
－企画を発案した経緯は。
「新型コロナウイルス禍を機に、首都圏から地方に移住する人が増えている中で、引っ越しは多額の費用がかかる。弊社のカーリースは頭金なしで利用できるため、経済的な負担が小さくなる。ライフスタイルが変わったタイミングで車を持とうとするお客さまが多いので、移住のハードルを下げられるような支援をしたいと思った」
－企画を通して、静岡県に貢献したい思いは。
「事業ミッションは『マイカーの概念を変え、誰もが自由に移動を楽しむ社会をつくる』。私の故郷である静岡県への移住に関心を持ってくれた人に対して、費用面で少しでもサポートできたら、引っ越しする勇気を持ってくれるかもしれない。そのような方を一人でも多く増やし、静岡の良さを知ってもらいたい。私たちの事業も非常に価値あるものになる」
－カーリース事業のやりがいと今後の抱負は。
「月に一定の金額で車を使えるのは、生活において選択肢の幅と行動範囲が広がる。いろいろな場所で経験ができ、人生を豊かにできると思っている。その点を発信しつつ、今後も新しい施策に取り組んでいきたい」
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