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女子スポーツの課題は バレーボール中田さん、浜松で講演

 静岡県西部の女子スポーツ3チームが協働して地域活性化の取り組み「はなぐるまプロジェクト」を立ち上げこのほど、第1弾としてバレーボール前女子日本代表監督の中田久美さんを招いた講演会(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区のクリエート浜松で開いた。3チームはラグビーのアザレア・セブン(袋井市)、サッカーの静岡SSUボニータ(磐田市)、バレーボールのブレス浜松(浜松市)。中田さんは「女子スポーツを通してこれからの女性活躍社会を考える」と題して女子スポーツの課題などを語った。

はなぐるまプロジェクトのセミナーで講演する中田久美さん(右)=浜松市中区のクリエート浜松
はなぐるまプロジェクトのセミナーで講演する中田久美さん(右)=浜松市中区のクリエート浜松

 中田さんは、ブレス浜松理事で聖隷福祉事業団理事・常務執行役員の鎌田裕子さんとトークセッションに臨んだ。現役時代に3度の五輪出場。引退後もイタリア1部リーグの指導者や昨年の東京五輪日本代表監督を務めるなど、時代を切り開いてきた中田さん。「夢をかなえるためには練習量も必要だが、どんな工夫が必要かを考えながらやってきた」と振り返った。
 選手が地元企業で働きながら活動する3チームには、「女性が活躍できる機会は増えたが、ロールモデルをどこかがやらない限り解決は難しいのでは」と地元企業などにさらなる支援を呼びかけ、3チームの今後にエールを送った。
 同プロジェクトは今後もセミナーやイベントを開いていく予定。

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